2017
01/10

住み慣れた地域に根差す


年の明ける前に「戸倉団地」から津の宮方面まで行った。途中に水戸辺地区があり、戸倉地区入り江の集落で、津波はこれまでになく増幅し高台の国道まで達したので、水戸辺集落は一たまりも無かった。現在はここまで新しい道路と営みの場所が完成していた。
戸倉団地からの道路と旧398道路の交差点の場所に、高台移転を果たした住宅が2・3軒ある。その住宅の昇り口に写真のような「津波到達位置」の看板は、東日本の津波の脅威を物語っている。
IMG_0560.jpg
北からの道路は戸倉団地からの道路で、何も無い山から下って来る。
IMG_0559.jpg
南へ続く道路は震災前の道路で、地区からの海が近い事を示している。集落に住まないと仕事ができなく、海が見えないと日々の仕事に支障となる。「地域に生きる」、そんな人たちが多い地区とも言える。


昨年末見た「星守る犬」の映画には縁がある。何気なくテレビを見た時、福島出身の西田敏行さんが主役で、家庭の高齢化による崩壊を描き、主人公が可愛がっていた犬に、最後まで死後も見守られ、人知れず死んでいった。そんな映画だ。年が明け又その映画がテレビで放送されている機会に恵まれた。両方ともかいつまみながら見た。
二回目も以前の放映も全てを見た訳でも無く、家族からの別れの後で多くの人達との接点があり、貧しい子供とは万引きしようとする子へ、パンを買い与え共に時間を過ごしている内に、目覚めると手持ちのお金を全て取られて子供は姿を消した。決して子供が悪いのではなく環境がいけないと考えた。コンビニの店主は保障で借金の方に店を奪われ、子どもとふたり新たな道へ進んだ。こんどはリサイクル店の店主との出会いは、無一文となった事で大切にしていた本を、無理を言い買い取ってもらっていた。「シロ」と言う名の犬と家族になっていた。シロは生死をさまよう病気となり、何とか一命を取り留めた。この家族のような繋がりを動物は理解し最後まで飼い主に寄り添った。助けて貰った恩返しとは違う気がする。
日本が抱える高齢化や家族の繋がりをリアルに描いた映画だった。核家族が進む中で子供達に自分たちの老後を頼めない現状の中で、自分の老後をどう生きるか、死をどう迎えるかを考えさせる映画だった。被災地「南三陸町」でも高齢化と住民が生活しやすい場所への住宅・生活再建が進み、独居老人の問題や生活環境の確保で苦しむ住民の末路が、「星守る犬」の映画は描いている。主人公に取って「誰にも迷惑を掛けない死にざま」と「最後まで守ってくれた愛された犬」の繋がり・絆がそこにあった。

私もそんな末路を迎えられたら幸せなのだが、父親よりも先に命が亡くなる事も、常に視野に入れ今を生きている。
スポンサーサイト

【 未分類 | CO:0 | TB:× | 07:29 】

COMMENT
POST A COMMENT


















 TOP