2015
04/29

昔の賑わいが本当に戻るのだろうか

20100721_本浜地区「上棟式」の餅まき_IMG_1570
現在多くの住宅再建の現場が至る所で行われているが、一生に一回の住宅建設には、地域が総出で応援しその恩返しの「餅まき」を行う。皆が被災し家を無くし、「お互い様だから」と住宅は全てハウスメーカーや工務店に任せって、何も建築行事をしない。こんな形で良いのかと思っている。私は幸せにも多くの仲間が、生まれて初めての住宅建設を終え、お祝いの言葉そして祝い金を頂いた。神事も欠かさず芯入れも出来た。昔の習わしのどおりの住宅建築にあたっての行事は、するべきと思う。
本浜地区の震災前の映像が残っている。「流された家は見たくない」との声もあるが、私は流された家と土地に多くの思い出と共に愛着がある。だから嵩上げされた元の場所に土地を再度取得し、何かをしたく、この場所は私が生まれた育った本浜だよと言い続けたい。ここで何をしようかと思案の最中だ、元の場所に帰れる、こんな別の幸せも待っている。
20100705_南三陸町小学校ビニールバレーボール大会_IMG_0802
子ども達の躍動する姿を眼にする事が少なくなった。被災した地域の学校の児童・生徒の減少が続き、行政の人口流出の歯止め策も何の効果も見えないでいる。子ども達にとって勉学も必要だが、多くの仲間とのスポーツの大切さを思う。互いに大好きなスポーツを通し競い合い、悩み苦しみ「どうしたら上手になれるか」を模索し考え、生きていく方法を鍛える。人との付き合い方や人への思いやりなど、これから大人になって行く「術」をこの中で学習する。「健全な精神は健全な肉体に宿る」、人を騙し偽りのチームワークで、一人の子への嫌がらせ、こんな姿に何もできない、いやな時代が私にもあった。皆が誰の為に何のために一緒にやる意味を、伝える機会さえ与えられない事に苦しんだ。この子供たちが厳しい環境に順応していく事を、新たな人との出会いに賭けるしかない。
20100808_「黒龍会」のトコヤッサイの子供達_IMG_2548
伝統は時間の積み重ねにあり、当初は小さい固まりでも、徐々に人が集まり、皆が何の打算もなく参加し歴史へと繋がって行く。
一時期の栄光の為より、末永く続く事に私は伝統の意味があると考える。
トコヤッサイも夏祭りの一つの行事として始まり、年々いろいろな団体が参加し、街を代表する祭りとなった。多くの子供から高齢者までが、共に笑顔で町中を踊り舞った。多くの人が居てこれが成り立つが、人が離れ子供の数が減った町の将来は、日本の人口減少が地方での増加となるのは難しい。
何かがどこかで狂い始め、その狂いを食い止める事の出来ないままで、町の復旧復興は続いている。頭の良い人間が自分の為に動き、各々が自分の為に生きる。震災だから自分の事が大時だから、こんな流れが町にある。これで「一致団結」と言葉ばかりが先行する。
地元の早期復興をと建設会社は看板を出している。しかし、仕事が終われば又新たな仕事へと町を去る。
石巻市雄勝地区の人口は7割を切ったと報道は伝える。我が町の浜々も同様の現状がある。豊潤の海が広がっていても、町の人々の心が地域から離れれば町は無くなる。
公的施設がいっぱいあっても、人が居ない町には将来はないと私は思う。そうなる前に何にもできなかったのか? 連休に家でこんな事を考えていても、自分は十分に充実した日々を送れる。

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