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ARCHIVE - 2014年11月

2014
11/08

子供たちの未来の為に


志津川湾のこの美しくて広大な海を望める場所があり、しばらくぶりで高台に上がって見た。松原で包まれた戸倉小学校は、津波の襲来に生徒を教師の適切迅速な行動で、この窮地からの脱出を成し遂げた。その学校跡地の校舎も解体され、戸倉地区の低地部の復旧工事が進んでいた。基礎瓦礫の破砕からも現在は高台の「戸倉団地」の造成土を低地部の嵩上げと、着々と復興は牛歩のように進む。戸倉中・仮設にはこの日も大震災の跡地の見学と、語り部を乗せたと思われる2台のバスが来ていた。高台に建設を進める新生戸倉小学校は9月に着工され、来年の秋には新校舎で児童の、新しい生活が始まる。

「先生ぼく泣かなかったよ」と小1の陽は言う。志津川剣道の2名での活動は、二人であっても指導者が付っきりで指導する。転んで泣いたり、叩かれ痛いと泣く陽は間違いなく強い子への階段を登っている。将来の町を背負う子供たちの成長に関われる事は、私の幸せでもある。

過疎地域指定に南三陸町はある。町は「過疎地域自立計画」を策定した。計画が県から認定されると、国からの支援が受けられる。「過疎対策事業債」で2年計画で元利償還金の7割が補助され、2年計画で今年は3億円を予定する。復興交付金は被災地再建の為の資金であり、これが使えない「一般財源」での支出分の事業をする。その事業は教育・子育・交通網整備に使うが、観光・産業振興にも使い、道の駅の整備を盛り込んでいる。
人口の減少での過疎化指定は、財源の乏しい町財政の復興交付金で認められない、観光整備への流用があり、本当の意味での過疎の町からの脱却とはならない気がする。これからこの町で暮らす若者の子育ての、環境整備の充実を図るのは当然であるが、市街地のショッピングモ―ルや道の駅の整備に「過疎対策事業債」の一部が使われるのはどうかと思う。町の中の道の駅の周辺の整備には、別な国の資金として商工振興へ6億の資金がつぎ込まれるなど、観光客誘致に町は最重要政策として計画を図っている。

国から県からのあらゆる事業の補助金獲得で、多くの箱物建設や整備は、住民の生活サ―ビスではなく、町の行政の威厳を保つ物でしか無く、我々町民の南三陸町志津川の「破たん」とならないかと心配する。防災庁舎の西地区の祈念公園整備は維持費がかかるからと縮小した。こうした事業経費の3割負担を軽く考える町に危うさを感じる。
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