FC2ブログ

ARCHIVE - 2014年09月

2014
09/20

震災復興が進む 住民再建は途上

140919_105315.jpg
復興への足音が聞こえてきている。防災無線では災害公営住宅の住民説明会の情報が伝えられ、戸倉波伝谷の牡蠣処理場が1億9900万円余りで、6分の5の国県補助の元で建設され、完成式典があり、9月末に稼働し10月からの牡蠣の南三陸産の本格的出荷が始まる。生食用として県内に町内で滅菌しての販売となる。

1か月ぶりで荒砥の「いこいの海・あらと」に向かう、平磯地区への裏道を通る。震災で瓦礫と海水の塩害から、3年6か月が経ち錦秋の金色の稲穂が広がっていた。平磯の高台移転は6区画で、三棟は足場が外され内装工事に入り、もう一軒が基礎工事の型枠へコンクリ―トが流されていた。まだ造成して1か月余りなのに住民の自己再建の速さを感じた。
小さな平磯地区への造成の土取りの置き場の山が積まれている。異常気象での災害をいつも懸念しているが、我が町にはここまで豪雨災害は幸運にも発生していない。盛り土を良く見ると法面に溝があり、近くの河川への茶色の跡が残っていた。造成の赤土の海への流出による水族への被害を心配する。
今日の朝刊には「焼却灰」の集積場が今年中に満杯になると言う。焼却場のない南三陸町は気仙沼市に焼却を委託し、運搬費・焼却料を支払い生活ゴミを処理している。自己での焼却施設の確保をしないままに、現在に至っている。「何故自分の事は自分でしないのか」と行政に問い正したが、やはり「予算がない」と言う。財源の国への依存、先送りする問題など行政体質が、これからの町の衰退と疲弊を心配する。

140919_104203.jpg
全国の65歳以上の15%余りが認知症で、その数が465万人と言う。その原因が脳への「タウタンバク」の沈積により、アルツハイマ―などの病気となり、認知症の発症となる。環境により改善される事は身を持って体験した。
母は施設に入る前の震災後の一年間で、物忘れが酷くなり「認知症」の症状が悪化した。それから一年間在宅で介護が始まり、「家族を忘れ」「夜昼逆転」「今の状況把握も出来ない」など、父と私の「認知との戦い」が始まった。言う事を聴かない母を生活を守るためと、ベットに梗塞を試みた。これが病気を悪化させたと今思えば言える。私が目の手術で一年半前に入院し、退院のその日、肺炎で入院していた病院から、南方の施設に母を入所させた。
現在は今の施設で多くの介護者に管理見守られ、体調や精神も落ち着きを取り戻す事ができた。私の母は幸せだろう。今は町内で暮らす被災住民の事を思う。高齢者を抱え狭い仮設での生活の中で、介護者の精神的苦痛があり、財政的な困窮の状況からの脱出ができていない現状を聴く。親を看る為に自分の寿命を縮めているように感じる。
140919_104939.jpg
日本の全国的な高齢者問題があり、テレビでの介護の現状況を見た。妻を夫と姑の二人で認知症の在宅介護をしていた。夫は「大変でないとは言えない」と話す、朝の介護を終えデイサ―ビスに送り出し、4時間の仕事をする。65歳を超えて毎日の生活は厳しいながら、「妻を看る気持ちが愛情がパワ―となっている」と言う。介護をして10年を迎える。私は父が介護を震災後2年間倉庫で続けて、その後に母が施設に入り1年半となった。まだ震災からの家族の病気との戦いがあり、厳しい被災地環境の中で工場・自己再建と進めた。住民の再建も印刷業としての情報伝達の役目として、現在も続けている。

私たち親子はまだ幸せと思っている。
スポンサーサイト



【 未分類 | CO:0 | TB:× | 12:32 】


TOP